留学生と間違えられ、学校を案内される犬夜叉・・・・。



(かごめに見つかったら怒られんのかな・・・・・)



そんな事を考えながら、犬夜叉は案内役の人に付いて、学校を見て回る。




「さっ次はここです」


そう案内されて入ったのは、2年生のあるクラスだった。





ちょうど、化学の実験をしている様で、鼻が良い犬夜叉にとってはきつかった。



犬夜叉はクラスの生徒に紹介されて、教室の一番後ろで、授業を見学する事になった。




ボーっと実験を見ていると、近くの席にいた男子生徒の声が耳に入る。






「なあ、やばいって・・・・先生の言ったとおりに量らないと」



「いいんだって、面倒じゃん!適当、適当〜!」




どうやら、決まっている分量を守らず、適当に薬物を混ぜているようだ。



犬夜叉はそれを呆れ顔で見て、またボーっとしている。






「よし、じゃあマッチで火をつけて。少し火花が出るから、気をつけて」



と先生がみんなに言う。



あちこちで



「おー、すごいー」


「綺麗だね〜」


などの声が上がる。





近くの男子生徒も、火をつけようとしている。


その瞬間、犬夜叉が何か違和感を感じる・・・・


あきらかにヤバイにおいがする・・・・



「やべぇ・・・・」




犬夜叉が男子生徒に近づく。



その時・・・・





ドカンッ!!!!




何かが割れる音と、煙が教室に広がる。



「キャーーーーーーー」




教室がパニックになる。



「大丈夫か!!??」



先生が煙が上がった付近の男子生徒の席に向かう。




煙がひいて徐々に現状が見えてくる。


男子生徒の前に犬夜叉が壁となって立ち、火と爆風を防いでいた。



音と煙が凄かった割には、火もそんなにひどくはなかった様で、男子生徒も周りの生徒も、割れたガラスの破片での、かすり傷程度ですんだ。




「あの・・・・・すみません!!!」



犬夜叉の後ろにいた生徒が震えながら、犬夜叉にあやまる・・・・




「バカか!おめぇらは!!」



キッと犬夜叉が二人を睨む。



「すみません・・・・」



もう泣きそうになっている二人。





「けっ!男が泣くんじゃねぇよ!」



犬夜叉はそのまま教室を出ようとする。




「待って!!君、腕は大丈夫かい??!!」



先生が心配そうに犬夜叉の焦げた服を気にしている。



犬夜叉の頑丈な体は、あれ位の爆風では無傷だ・・・・。




(普通は無傷ではすまないんだっけ・・・・・)



犬夜叉はそう思いながら、早くここから出ねぇとやばいな・・・・と色々と考える。




「大丈夫だ・・・・」




犬夜叉は足早に教室から出た。



「あっ待ってくださいよ〜」



案内役が犬夜叉を追いかける。





キーンコーン・・・・







犬夜叉が教室を出てチャイムが鳴り、授業が終わる。





「もーどこに行ってしまったんだ・・・・」



犬夜叉を探している案内役。




学校は昼休憩。その休み時間は犬夜叉の話でもちきりだった。




「凄かったぜ〜軽々跳んだんだぜ!!」




「それに格好良かったよね!!」




「男子生徒を助けたらしいよ!!」




「かばって怪我をしているみたい・・・・」




「大怪我みたいよ・・・・」




噂はどんどんとエスカレートしていく。


その噂は3年生の階まで届いた。





「留学生〜??そんなに凄いんだ〜・・・」



かごめもその噂を耳にしていた。



「それに、カッコいいんだって!!会いたい〜!」



かごめの友達は興奮してしまっている。




「でも、かごめは興味ないよね〜カッコいい彼氏がいるんだもん〜」


友達の一人がかごめを見ながら言う。




「え??カッコいい・・・のかな・・・・・?・・・・」



かごめは照れながら聞く。




「もー自覚なし??相当、レベル高いよ!かごめの彼氏!いいよね〜!」



ふくれて友達が言う。


それを聞いて、かごめも嬉しそうに照れる。





犬夜叉、何してるのかな〜・・・・・




かごめがそんな事を思っているときに、犬夜叉は出口が分からず迷っていた・・・・・








(続)