もうすぐ、受験・・・・。


大事な時期だからと、みんなが気を使ってくれたのか、少しの間こっちの世界にいる事になった。


絶対に受からないと!!



かごめは今日は朝から机に座りっぱなしで勉強している。


でも、やっぱり犬夜叉の事が気になってしまう。



どうしてるんだろう??元気かな・・・・・





犬夜叉とはもう1週間は会っていない・・・・・。







犬夜叉も気を使ってくれたのか


「安心しろ!邪魔しに行かね〜からよ」


と帰る時に、井戸の前で言われたきりだ・・・・。





「たまには、来てくれてもいいのに・・・・」




そうボソッとつぶやく。でもすぐにパンっと頬を叩いて、また参考書と向き合う。








1時間ほどたって


「姉ちゃん〜おやつだって〜」




下から草太の声がする。




「・・・・・・少し休憩するかな」



伸びをして、部屋から出る。



1階に下りると、美味しそうな匂いがしていた。



「今日はケーキ焼いてみたの」



かごめの母が嬉しそうに言った。




「美味しそう〜。そうだ!受験が終わったら、みんなに作って持っていってあげようかな」


とかごめ。



すると、その様子を見て


「ねぇ、かごめ。犬夜叉くん呼んできたら??」


と母・・・・




「え??何で??」



その名前を聞いて、ドキッとしながらかごめは聞く。





すると、かごめに小声で話し始める母。


「かごめ・・・犬夜叉くんと最近、会ってないんでしょ??何だか元気ないし・・・・受験終わるまで、家に居てもらってもかまわないから・・・・」



それを聞いて少し赤くなるかごめ・・・・



「そりゃ、会いたいけど、こっちにいたらあいつ、何するか分からないし・・・・」



会いたい気持ちはあるが、今までの事もあり、迷惑をかけないか心配しているかごめ・・・・。




「大丈夫よ。力仕事もしてくれて助かるし・・・・さっ早く!」


迷っているかごめを押すように玄関へと連れて行く。





「・・・・じゃぁ・・・・行ってくるね」



そう言うと、足早に井戸へと向かうかごめ。


それを見て、母はふふっと微笑んだ。





「よしっ」




かごめは勢いよく井戸へ飛び込む。





久しぶりの戦国時代。



空気が美味しい。




「さて、犬夜叉を探しに行かなきゃ・・・」


井戸から出て歩き出そうとする。



「おい!」



すると、上から声がする。





上を見るかごめ・・・犬夜叉だ!!


パーッと笑顔になる。






「なんでぇ〜もう終わったのか??」



少し照れくさそうに、犬夜叉が話しかける。





「ううん・・・まだなんだけど・・・・あのね・・・・」



何だか実際、会って言うのは何だか恥ずかしい・・・・



「??」



犬夜叉がじっと見ている・・・・





「あの・・・・お母さんが、私の受験が終わるまで、犬夜叉うちに呼んだら、どうかって・・・・」


もじもじしながら、かごめが言う。




「あっちの世界にか??何でだ??」


不思議そうに犬夜叉が聞く。





「いや・・・・何か手伝ってほしい事とかあるみたいで・・・・」



本当の気持ちが言えない、かごめ・・・・





「まーやることもねぇし、いいけどよ・・・・」



犬夜叉も暇を持て余していたみたいだ。




「本当??!!」



かごめはとても嬉しそうに微笑む。



「なんでぇ〜もしかして、淋しくなったんじゃねぇのか?」


そんなかごめの様子を見て、からかうように犬夜叉が言う。




ボッと赤くなるかごめ・・・・



それを見て、ぶはっと笑う犬夜叉。




「もーーーーいいじゃないの〜!!そうよ!淋しかったの!」



半分、ヤケになっているかごめ。一人でさっさと井戸に飛び込んだ。




「あっこら!待てって!」



犬夜叉も飛び込む。




これから、犬夜叉との生活が始まる・・・・




心配だけど、とても嬉しい・・・・




かごめはドキドキしながら、現代へと向かう・・・・







(続)